この記事の要約
myfansとFantiaは、手数料だけでなく、決済環境、規制、客層、実写・非実写の相性が異なります。実写アダルトではmyfansが有利になりやすい一方、非実写や同人文化圏ではFantiaが合う場合もあります。
この記事では、Fantiaの手数料改定、Visa/Mastercard停止、モザイク規制を踏まえ、myfansへ移るべき人、残るべき人、移行時の注意点を整理します。最新条件は必ず公式情報で確認してください。
タイトルが煽りに見えるかもしれませんが、順を追って読んでもらえれば、これが煽りではなく状況説明だと分かるはずです。Fantia(ファンティア)はかつて「手数料10%の最安プラットフォーム」として、クリエイターファーストの象徴みたいな場所でした。僕も数年前までは、ジャンルによってはFantiaを勧めることがありました。その前提が、この1〜2年で立て続けに崩れています。手数料の改定、Visa・Mastercardの決済停止、モザイク規制の強化。 この3連コンボの後で、実写アダルトのクリエイターがFantiaに留まる理由は、正直ほとんど残っていません。
この記事では、Fantiaで何が起きたのかを整理した上で、myfansとの手取りを実額で比較し、誰が移るべきで誰が残るべきか、移行する場合の実務まで書きます。約70名をプロデュースしてきた中で、実際にFantiaからmyfansへ引っ越した子の経験も踏まえた内容です。
Fantiaで起きた3つの変化
1つ目、手数料の改定。 Fantiaの武器だった「一律10%」は過去の話になり、現在は実写系で17.5%、イラストなどの非実写系で12.5%という体系に変わりました。しかもクリエイター側だけでなく、購入者側にも8%の手数料が新設されています。ファンが1,000円のプランに入ると、支払いは1,080円。クリエイターの取り分が減っただけでなく、ファンから見た「実質値上げ」が同時に起きた形です。
2つ目、Visa・Mastercardの停止。 国際カードブランドのアダルトコンテンツへの圧力を受けて、FantiaではVisa/Mastercardでの決済ができない状態が続いています。日本のクレジットカードの大半はこの2ブランドです。つまり、財布を開く気になったファンの多くが、その場で決済手段の壁に当たる。手数料が何%かという話の前に、そもそも買えない・買いにくいという問題で、機会損失としてはこちらの方が遥かに深刻です。
3つ目、モザイク規制の強化。 修正基準が厳格化され、既存コンテンツの再修正や表現の後退を迫られたクリエイターが続出しました。この件の本質は「規制がきつい」ことではなく、プラットフォームの都合であなたの商品が遡って変えられることにあります。詳しくはFantiaのモザイク規制で見えたプラットフォーム依存リスクの記事で書いた通りで、依存先を選ぶ基準を考え直させる出来事でした。
手取りを実額で比較する。月30万円のケース
数字で見ます。月30万円を売る実写系クリエイターの場合です。
Fantia(実写17.5%): 取り分は82.5%で247,500円。ただしファン側は8%上乗せで払っているので、あなたのプランに月1,000円の価値を感じているファンの実支払いは1,080円。価格競争力が3%分(myfansの購入者手数料5%との差)目減りしています。
myfans(招待コード適用12.5%): 取り分は87.5%で262,500円。購入者側の手数料は5%です。
差額は月15,000円、年間18万円。数字だけ見ると「まあまあの差」に見えるかもしれません。でも本当の差はここではありません。Fantiaの247,500円は「Visa/Masterのファンが買えなかった分」を失った後の売上に対する取り分だということです。決済で弾かれた見込み客が2〜3割いたとしたら、比較すべきは30万円の取り分同士ではなく、そもそもの売上の母数です。手数料の差は算数ですが、決済の差は商売の生死に関わります。myfans側の手数料と振込の仕組みは手数料を分解した記事で詳しく計算しています。
集客構造の違い。「文化圏」が違う2つの店
もう1つ、移籍判断の前に知っておくべき本質的な違いがあります。客層の文化圏です。
Fantiaは同人文化圏のプラットフォームです。イラスト、漫画、コスプレ、ASMR、二次元寄りの表現。ここには「作家を応援する」文化を持ったファンが住んでいて、非実写系のクリエイターにとっては今でも居心地のいい市場です。一方のmyfansは、実写アダルトの専門街。ファンは作家性より「見たいものが見られるか」で動き、ランキング・おすすめ・検索という内部集客が実写系クリエイターの売上に直結します。
つまりこの比較は「どっちのサービスが優れているか」ではなく、あなたの商品がどっちの街の客層に合っているかの問題です。ここを外すと、どちらに行っても伸びません。
誰が移るべきで、誰が残るべきか
整理します。移るべきなのは、実写アダルトが主力のクリエイターです。手数料はFantia実写と同率以下(招待コードなら5%低い)、購入者手数料も低く、Visa/Masterが普通に使えて、実写アダルトの客が内部に大量にいる。比較項目のすべてでmyfansが上回っている状態で、留まる合理性は「引っ越しが面倒」以外にほぼありません。
残る合理性があるのは、非実写系です。イラスト・漫画・ボイス系は、Fantiaの非実写12.5%という料率と同人文化圏の客層がまだ機能しています。myfansは実写の街なので、非実写がわざわざ移る理由は薄い。実写と非実写の両方をやっている人は、実写をmyfansへ、非実写をFantiaへという棲み分けが素直です。ただし2店舗運用の手間は覚悟してください。併用の考え方と運用ルールはCandFans併用の記事で書いた原則がそのまま使えます。
移行の実務。ファンごと引っ越すための4ステップ
移ると決めた人向けに、実際の手順です。
1. 並行期間を設ける。
Fantiaを即閉店してmyfansを開くのではなく、2〜3ヶ月は両方を動かします。myfans側は通常の新規開設と同じで、無料5本+限定15本の在庫、プラン設計、そして映像送信型性風俗特殊営業の届出はURL単位なので、myfansのアカウントURLで新規に必要です。
2. ファンに「理由ごと」告知する。
引っ越しの告知は、ただ「移ります」ではなく理由を添えてください。「カードが使えない・手数料が上がった分、新しい場所の方が皆さんの負担が軽い」という説明は、ファンにとっても得の話なので、想像以上に受け入れられます。移行キャンペーン(初月割引や移行者限定投稿)を付けると動きが早くなります。
3. コンテンツは再編集して持ち込む。
過去作の使い回しは可能ですが、修正基準はプラットフォームごとに違います。myfansの基準に合わせたモザイクの再確認だけは省かないでください。
4. Fantia側は「案内所」として残す。
完全削除より、プロフィールと固定投稿に移転先を書いた状態でしばらく残す方が、遅れて気づいたファンを拾えます。数ヶ月見て流入が止まったら畳む、で十分です。
よくある質問
Q. myfansとFantiaはどちらが稼ぎやすいですか?
A. 実写アダルトを主軸にする場合は、決済環境や客層の面でmyfansが合いやすいケースがあります。一方で、イラスト、漫画、ボイスなど非実写系ではFantiaの文化圏が合う場合もあります。ジャンルとの相性で判断すべきです。
Q. Fantiaからmyfansへ移行すべき人はどんな人ですか?
A. 実写アダルトが主力で、決済制限や規制変更の影響を受けている人は、myfansへの移行を検討する価値があります。ただし、既存ファンへの告知、投稿の再編集、並行期間の設計が必要です。
Q. 手取りはmyfansとFantiaでどちらが有利ですか?
A. 手数料率や購入者手数料の条件によって変わります。記事内では一定条件で比較していますが、手数料や決済条件は変更される可能性があるため、移行前に最新の公式情報を確認してください。
Q. Fantiaのファンをmyfansへ移すにはどうすればよいですか?
A. いきなり閉鎖せず、2〜3ヶ月ほど並行期間を設け、移行理由を丁寧に説明するのが現実的です。初月割引や移行者限定投稿など、ファンが移りやすい理由を作ると動きやすくなります。
Q. Fantiaに残った方がよいケースはありますか?
A. 非実写、同人、イラスト、ボイス系など、Fantiaの文化圏と相性がよいジャンルでは残る選択肢もあります。実写と非実写を両方扱う場合は、棲み分け運用も検討できます。
まとめ
Fantiaで起きたのは、手数料改定(実写17.5%+購入者8%)、Visa/Mastercard停止、モザイク規制強化という、料率・決済・表現の三方向からの地盤変動でした。実写アダルトのクリエイターにとって、手取りでも決済のしやすさでも客層の一致でも、現状はmyfansが明確に優位です。実写主力なら移行、非実写ならFantia残留+外部接点の確保、両刀なら棲み分け。 そして移るなら、太客への理由ごとの告知と並行期間で、ファンごと引っ越すこと。
自分のジャンルと売上構成で移行すべきか判断がつかない方、移行の段取りを具体的に組みたい方は、お問い合わせから現状を送ってください。実際にFantiaから引っ越した子たちの実例をもとに、あなたのケースでの最適な動き方を答えます。





