はじめまして。myfansプロデューサーのしろいぬ君です。
2026年7月のmyfans月間ランキングで、9位に入った「P活女子懲らしめてみた」は、myfans内フォロワー6,700人、投稿13本でした。26位の「動画買取王国」はフォロワー3,100人、投稿9本で、見放題プランは月額10,000円です。一方、41位の「えむ。」はフォロワー30万2,000人。42位の「アラン」は16万8,700人、投稿は1,100本を超えています。
ランキングの算定基準は一般に公開されていないので、この順位をそのまま売上の順位とは呼べません。Xなど外部SNSからどれだけ人を送り込んでいるかも、この資料からは分かりません。しかし、それでもひとつだけ確実に言えることがあります。myfans内のフォロワー数だけでは、月間順位を説明できないということです。
今回は2026年7月の月間ランキング上位50アカウントを1件ずつ確認し、そのうち特定の女性が継続して出演する属人型を除いたトップ50アカウントについて、フォロワー数、投稿数、顔出しの扱い、料金、販売設計を比較しました。見えてきた傾向は4つです。
■調査の前提
この記事の分類はすべて各アカウントの公開プロフィールとプラン説明の記載をもとにしています。動画を全件確認したわけではないので、例えば、顔出しの有無も「プロフィール上でどう訴求しているか」の分類です。フォロワー数や投稿数は累計値、順位は月間値という違いもあります。数字はその前提で読んでください。
■傾向1。myfans内フォロワー数と月間順位は、大きくずれる
フォロワー1万人未満のアカウントは、50件中8件ありました。
冒頭の「P活女子懲らしめてみた」は象徴的です。フォロワー6,700人、投稿13本で月間9位。資料上では月額プランが確認できず、単品販売中心とみられる構成で、プロフィールには「動画は50本売れるごとに1,000円ずつ値上げしていきます」と明記されています。少ない本数に需要を集中させる売り方です。
21位の「VALHALLA BOYS」はフォロワー5,400人、投稿9本。22位の「晒します。」はフォロワー6,900人、投稿17本で、開設記念の期間限定セールを掲げています。そして26位の「動画買取王国」がフォロワー3,100人、投稿9本、見放題10,000円。今回の50件でフォロワー数は最少です。
逆方向のずれも同じくらい大きい。フォロワー規模で全体2位の「えむ。」が月間41位、「アラン」が42位、11万5,100人の「かる」が38位です。
全体で見ると、フォロワーが多いほど順位が高い傾向自体はありますが、関係は弱めでした。フォロワー数は有利に働く要素ではあるものの、上位入りの必要条件ではない。これが正確な結論です。順位とフォロワー数が一致しない理由までは、算定基準が非公開である以上断定できませんが、少なくとも「フォロワーを増やせば順位が付いてくる」という単純な構造でないことは、この乖離の大きさが示しています。
■傾向2。顔出し訴求はトップ10に集中している
プロフィールやプラン説明で顔出しを販売材料として明記しているアカウントは、50件中18件、36パーセントでした。全体では少数派です。
ところがトップ10に絞ると、10件中6件。1位「L〇K NOTE」、2位「つばさ」、3位「烈」、7位「手コキ搾精女子」、9位「P活女子懲らしめてみた」、10位「ヱロ動画買取」が、いずれも顔出しを何らかの形で訴求しています。11位以下ではこの比率が約3割まで下がるので、顔出し訴求は最上位層に偏って分布しています。
一方で、顔出しに制限があると自分から明記しているアカウントも上位50に入っています。23位の「とうま」はプライバシー保護を差別化ポイントとして掲げ、独自のオイルマッサージ技術を売りにしています。38位の「かる」は素人にこだわるため顔出し作品は少ないと明記。47位の「ゆの」は顔にモザイク処理をすると書いた上で、601本という投稿量を積んでいます。
整理するとこうなります。顔出し制限を明記したアカウントにも上位50入りの事例はある。ただしいずれも23位以下で、トップ10では顔出し訴求が多数派だった。顔出しが順位を押し上げたという因果関係までは証明できませんが、傾向としてははっきり出ています。
■傾向3。価格の中心は3,000円台。そして顔出しに価格を付けた事例
各アカウントの主力プランを見ていくと、3,000円から5,000円前後に集中していました。中でも目についたのが2,988円と2,990円です。1位「L〇K NOTE」が2,988円、8位「裏垢男子の日常」が2,990円、10位「ヱロ動画買取」の2ヶ月プランが2,988円、22位「晒します。」が2,990円、32位「けんと。」が2,990円、37位「JIM」が2,990円。順位帯を問わず、3,000円の一歩手前に置く価格が繰り返し出てきます。
価格に関して今回いちばん具体的だった事例は、34位の「るでぃ」です。このアカウントは、通常の「ギリモザ見放題プラン」を月額3,184円、顔情報を含む上位の「顔出しプラン」を月額4,784円に設定しています。価格比は約1.5倍。ただし両プランは閲覧できる投稿数も異なり、顔出しプラン側にも全動画が顔出しではないと記載があるので、顔情報だけに5割の価格が付いたと断定はできません。それでも、現役の上位アカウントが顔情報を上位プランの付加価値として価格設計に組み込んでいる実例として、参考になります。
高価格帯の事例もあります。5位「裏SNAPTOKYO」は10,000円の単一プラン。26位「動画買取王国」も見放題10,000円。12位「カズトラ」には14,000円のプレミアムプラン、25位「おっぱいが世界を救う」には12,870円の全部入りプランがあります。各プランの加入者数は分からないので「高くても売れる」とまでは言えませんが、上位50の中に1万円前後の価格設定が複数存在することは事実です。
そしてどの価格帯にも共通するのが階段構造です。直近作だけの入口プラン、全作品プラン、公開期限切れをまとめたバックナンバープラン、単品販売。この階段で同じ動画資産を複数回販売する設計が、上位アカウントの標準形になっていました。
■傾向4。1つのブランドで複数のアカウントを持つ
今回の調査でいちばん戦略的だと感じた発見です。
「SNAPTOKYO」は、表側のアカウントが月間13位、「裏SNAPTOKYO」が月間5位に入っています。表は3,380円からのプラン構成で企画の入口を担当し、裏は10,000円の単一プラン。入口と高単価商品をアカウントごと分けている構造です。
「獣会」名義は、テーマの異なる3つのアカウントが18位、20位、24位に同時に入っていました。1つの総合アカウントに全部詰め込むのではなく、テーマごとにアカウントを分けて、ジャンル別ランキングの棚をそれぞれ取りに行く。個人クリエイターの発想ではなく、複数ブランドを走らせるレーベルの発想です。
■売り方で繰り返し見えたもの
4つの傾向のほかに、上位アカウントのプロフィールを読み比べて繰り返し出てきた要素を挙げておきます。
まず、名前だけで商品が分かること。6位「じじのハメ撮り日記」は巨乳と主観動画をアカウント名に入れ、プロフィールでは掲載動画の90パーセント以上がGカップ以上、撮り方は一人称視点7割と、内容を数値で説明しています。23位「とうま」、31位「スポ女を癒し隊」、35位「敗北リーマン」、40位「体育連合会」も、名前を見た時点で出演者の属性か企画の形式が伝わります。
次に、リアルさの具体化です。素人、一般人、リアルといった言葉自体は大半のプロフィールに見られたので、もう差別化にはなりません。差が出ていたのはその証明方法で、「体育連合会」は出演対象となる競技経験の基準をプロフィールに明記し、「VALHALLA BOYS」は出演者を集められる理由まで書いています。リアルと言うだけのアカウントと、リアルである根拠を書くアカウントに分かれていました。
最後に、今買う理由を作っていること。「P活女子懲らしめてみた」の50本ごとの値上げ宣言、2位「つばさ」の割引枠残り12名、14位「女性用セラピの日常」の残り30枠、29位「KURO」の2026年8月15日からの値上げ予告、17位「灯葉」の、加入時の価格がその後も維持されるので常に今が一番安いという訴求。手法は違いますが、いつでも買えると思わせない仕掛けが複数の上位アカウントで繰り返し確認できました。
■まとめ
2026年7月の上位50アカウントから言えるのは次のことです。myfans内フォロワー数は有利に働くが、必要条件ではない。顔出し訴求は全体の約37パーセントで、トップ10では6割。主力プランは3,000円台が中心で、価格の階段と販売期限の設計がほぼ標準装備。そして上位には、アカウントを分割してジャンルの棚を複数取るブランド型の運営が入り込んでいる。
僕がこの結果から受け取ったのは、月間上位の顔ぶれを決めているのは規模ではなく設計だろう、ということです。フォロワー6,700人のアカウントと30万人のアカウントの順位が逆転している以上、これから始める人が最初に固めるべきはフォロワー数の目標ではなく、名前で伝わる企画、課金する理由、価格の階段の3点だと思います。
myfansの運用や、これからの始め方でお悩みの方は、XかLINEからお気軽にお問い合わせください。
■よくある質問
Q. フォロワーが少ない状態で始めるのは無謀ですか。
A. 今回の調査では、myfans内フォロワー1万人未満のアカウントが50件中8件、上位50に入っていました。ただし外部SNSからの送客規模はこの資料では分からないため、完全にゼロから上位に入れるとまでは言えません。企画と販売設計を固めた上で、集客と並行して育てる形が現実的です。
Q. 出演者の顔出しなしで運用したい場合、何を意識すべきですか。
A. 顔出し制限を明記して上位50に入った「とうま」「かる」「ゆの」に共通していたのは、技術、素人性へのこだわり、投稿量といった、顔以外の明確な購入理由をプロフィールで打ち出している点です。顔を出さないこと自体より、代わりに何を売るかを先に言語化する方が重要です。
Q. プランはいくつ作ればいいですか。
A. 上位アカウントの多くは、入口プラン、全作品プラン、バックナンバー、単品販売の3〜4段構成でした。最初から全部そろえる必要はなく、主力の見放題プランを3,000円前後で1本作り、動画が溜まった段階でバックナンバーと単品を追加していくと、上位陣と同じ階段構造になります。





