この記事の要約
アダアフィは仕組み自体が違法というわけではありませんが、無修正コンテンツ、児童ポルノ、著作権侵害に関わると重大な法的リスクがあります。「紹介しただけ」という認識では済まないケースもあります。
この記事では、逮捕リスクにつながりやすい地雷と、正規プログラム・許諾素材・修正済み導線を使うための確認項目を整理します。個別判断は弁護士など専門家への確認を前提にしてください。
「アダアフィ 逮捕」で検索してこの記事に来た方は、賢明です。このジャンルには、知らずに踏むと本当に逮捕される地雷が実在するからです。一方で、「アダアフィ=違法すれすれ」というイメージも正確ではありません。合法な領域と違法な領域の境界線は、実ははっきり引けます。
先にお断りしておくと、私は弁護士ではありません。この記事は、実際に摘発が起きてきた類型を整理し、素人が踏みがちな地雷の場所を示すものです。個別の判断が必要な場面では、必ず専門家に確認してください。その上で結論を先に言うと、アダアフィで捕まる人は、「アフィリエイトをしたから」ではなく、「無修正・児童・無断転載のどれかに触れたから」捕まっています。この3つの地雷を順番に解説します。
大前提。「紹介しただけ」は言い訳になりません
各論の前に、多くの人が誤解している法的な前提を1つ。「自分は販売者じゃない、リンクを貼って紹介しただけだ」という理屈は、通用しません。
違法なコンテンツへのリンクを収益目的で貼る行為は、状況によって幇助(犯罪の手助け)に問われますし、リンクの貼り方によってはリンク行為そのものが公然陳列と評価された裁判例もあります。さらに2020年の著作権法改正では、侵害コンテンツへ誘導するリーチサイト・リーチアプリの運営やリンク提供自体が刑事罰の対象として明文化されました。つまり法律は「本体か紹介か」ではなく、「違法なものへ人を流して利益を得たか」を見ています。アフィリエイターという立場は、盾にはなりません。

地雷①:無修正コンテンツへの誘導。摘発実績が一番多い地雷です
日本の刑法175条は、わいせつ物(性器が修正されていない映像等)の頒布・公然陳列を犯罪としています。海外サーバーの無修正サイトが日本から見られる状態にあること自体はご存知の通りですが、日本国内から、それらのサイトへ収益目的で誘導する行為は、摘発対象になってきました。無修正動画サイトのアフィリエイトで生計を立てていた人物が、わいせつ電磁的記録陳列の幇助等で逮捕された事例は、一度や二度ではありません。
「海外の合法なサイトだから大丈夫」という理屈は、日本の司法には通りません。運営が海外でも、日本に住むあなたが日本語で日本人に向けて誘導していれば、行為地は日本です。そして「サンプル画像は修正してあるから」も危険で、誘導先が無修正である以上、幇助の構造は変わりません。
境界線はシンプルです。修正済みコンテンツを、日本の法令に沿って運営されているプラットフォーム(FANZA、myfans等)の公式プログラムで紹介する。この内側にいる限り、この地雷は踏みようがありません。逆に、報酬率の高さに惹かれて海外無修正系の案件に手を出した瞬間、あなたは摘発リストの側に移ります。ちなみにモザイクの濃さ・範囲に法的な基準がある話はモザイク基準の記事で書いた通りで、あの基準線はアフィリエイターが扱う素材にも同じように効いています。
地雷②:児童ポルノ。関わった時点で人生が終わる領域です
説明するまでもないと思いますが、境界線の誤解が多いので正確に書きます。児童ポルノ禁止法は、18歳未満の性的なコンテンツについて、提供・陳列はもちろん、単純所持だけでも処罰対象としています。アフィリエイトどころか、素材として保存した時点でアウトです。
アダアフィ実務で危ないのは、意図的な確信犯より、「若く見える」訴求への無自覚な接近です。「JK」「ロリ」系のワードでインプレッションを取りにいく、年齢不詳の画像を拾ってきて使う、海外サイトの出演者の年齢確認ができない素材を扱う。この辺りは、法的リスクとプラットフォーム規約の両面で、近づくだけ損しかない領域です。正規プラットフォームの公式素材だけを扱っていれば、出演者の年齢確認はプラットフォーム側の本人確認(myfansならeKYC)で担保されています。素性の分からない素材を自分で調達しない。これがこの地雷の回避法のすべてです。
地雷③:著作権侵害。「みんなやってる」が一番危ない地雷です
3つの中で、一番カジュアルに踏まれているのがこれです。AVのサンプル動画を切り抜いてXに投稿する、作品の画像を無断で使ってリンクを添える、有料コンテンツの一部を「試し見せ」として転載する。X上に溢れているので麻痺しがちですが、全部、著作権侵害です。動画の無断アップロードは刑事罰(懲役10年以下・罰金1,000万円以下が上限)のある犯罪で、権利者からの民事の損害賠償請求も別に飛んできます。実際、エロ切り抜き系のアカウントやサイトの摘発・高額請求の事例は継続的に出ています。
「公式もサンプルを配ってるじゃないか」と思うかもしれませんが、公式サンプルには利用条件があります。FANZA系はアフィリエイトプログラム内で提供される素材とバナーを規約の範囲で使うのが原則ですし、myfansアフィリエイトではクリエイターのサンプル動画等の無断利用が明示的に禁止されています(規約面の詳細はmyfansアフィリエイトの記事に書きました)。境界線は「拾った素材か、許諾された素材か」の一点です。インプレッションが欲しくて他人の動画を切り抜き始めたら、それはアフィリエイトではなく、権利者の売上を横取りしながら自分の犯罪履歴を作る作業です。
3つの地雷の外にも、小さい地雷はあります
主要な3つ以外に、実務で気をつけるべきものを短く挙げます。誇大・虚偽の広告表現(「絶対に稼げる」「必ず出会える」等は景品表示法や特定商取引法の問題になり得ますし、悪質な出会い系のサクラ案件への誘導は詐欺の片棒になります)。ステマ規制(2023年から景表法で規制対象。広告であることを隠した紹介は、広告主だけでなく運用全体の信頼を毀損します)。そして無申告。アフィリエイト報酬は課税所得であり、ASPからの支払記録は税務署から見える世界です。逮捕とは位相が違いますが、追徴課税は事業を普通に殺します。申告の基本は確定申告の記事を参照してください。
捕まらない側にいるためのチェックリスト
整理します。次の4つを守っている限り、アダアフィで刑事リスクに触れることはまずありません。
①案件は正規の公式プログラムだけ(FANZA・myfans等、日本の法令下で運営され、審査のあるプログラム)。②素材は許諾されたものだけ(プログラム提供素材、または権利者の許諾範囲内。拾い物は使わない)。③誘導先が修正済み・年齢確認済みであること(無修正系・素性不明系の案件は報酬率が良くても触らない)。④広告表現は事実の範囲で。逆に言えば、捕まっている人は、この4つのどれかを「バレないだろう」「みんなやってる」で越えた人たちです。
アダアフィの本当の勝負所は、法の際を攻めることではなく、合法の内側でアカウントと導線をどれだけ強く作れるかです(その構造論はアダアフィの全体解説とアカウント調達の記事で書いた通りです)。際を攻めて得られるのは短期のインプレッションだけで、失うのは事業と経歴の全部。割に合う瞬間が一度もありません。
よくある質問
Q. 無修正サイトのURLを、アフィリンクではなくただ紹介するだけなら大丈夫ですか? 報酬の有無は本質ではありません。違法コンテンツへの誘導という構造は同じで、収益性は悪質性の評価を重くする要素に過ぎません。「金をもらってないからセーフ」という線引きは存在しないと考えてください。
Q. 海外在住なら日本の法律は関係ないですか? 居住地を移せば法的な建て付けは変わりますが、日本向け・日本語での発信である限り、論点が消えるわけではありませんし、国内の決済・口座・帰国時のリスクも残ります。少なくとも「日本に住みながら海外サイトの看板を借りる」のは、何の防御にもなりません。
Q. 過去に無断転載の投稿をしてしまっています。どうすべきですか? 今すぐ削除してください。削除は過去の行為を消しませんが、継続中の侵害を止めることには意味があります。その上で、素材を許諾されたものに全面的に入れ替えて運用を再構築するのが現実的な対応です。権利者から連絡が来ている場合は、放置せず弁護士に相談してください。
Q. 「アダアフィで逮捕者が出た」というニュースを見て怖くなりました。やめるべきですか? そのニュースの中身を見てください。摘発されたのはほぼ確実に、無修正誘導・児童関連・無断転載のどれかです。この記事のチェックリストの内側にいる限り、あなたのやっていることは通常のアフィリエイトビジネスと同じ合法な経済活動です。怖がるべきは参入ではなく、境界線を知らないまま走ることです。
まとめ
アダアフィで逮捕される・されないの境界線は明確です。捕まるのは、無修正コンテンツへの誘導(わいせつ物関連の幇助等)、児童ポルノ(所持だけでアウト)、著作物の無断転載(切り抜き・拾い画像)のどれかに触れた人。「紹介しただけ」は法的な盾になりません。捕まらない側の条件は、正規プログラム・許諾素材・修正済みの誘導先・事実ベースの表現、の4つを守ること。この内側は普通の合法ビジネスであり、勝負はアカウントと導線の設計力で決まります。際を攻める誘惑に一度も乗らないこと。それがこのジャンルで長く稼ぐための、唯一にして十分な安全策です。
案件や素材の扱いで判断に迷うケースがある方は、お問い合わせから状況を送ってください。実例ベースで、必要なら専門家への相談ラインも含めてお答えします。





