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myfans運用代行と法律|風営法・職業安定法で確認すべき点

myfans運用代行と法律|風営法・職業安定法で確認すべき点

この記事の要約

myfansのプロデュース運営では、クリエイター側だけでなく、運用者側にも風営法、職業安定法、契約、年齢確認などの論点があります。特に届出名義やスカウト報酬は慎重に整理すべき領域です。

この記事では、運用者側が踏みやすい違法ラインと、安全側に寄せる座組みを整理します。個別判断は活動実態で変わるため、専門家や関係機関への確認を前提にしてください。

クリエイター向けの法律記事は書いてきましたが、この記事は逆側、つまりプロデュースする側・事務所側・スカウトする側の違法ラインの話です。myfansのプロデュース運営で稼ぐ人が増えた一方で、運用者側の法律を整理した情報はほぼ存在しません。そして断言しますが、この業界で本当に危ない橋を渡っているのは、クリエイターより運用者側です。クリエイターの法律リスクが「届出とモザイク」に集約されるのに対し、運用者側には風営法の名義問題と、職業安定法というもう一段重い地雷が埋まっているからです。

僕自身が約70名をプロデュースしてきた当事者として、自分の身を守るために調べ、専門家に確認しながら固めてきた整理を書きます。例によって僕は弁護士ではないので、これは実務側の地図です。個別の判断は必ず専門家に。ただ、「何が論点かすら知らずに走っている運用者」があまりに多いので、地図だけでも先に配っておきたい。

前提。運用者に関係する法律は4枚のレイヤー

最初に全体像です。運用者側に絡む法律は主に4つで、それぞれ独立しています。①風営法(映像送信型性風俗特殊営業の届出。誰の名義で出すのかという問題)、②職業安定法(スカウト・紹介と報酬の問題。ここが一番のグレーゾーン)、③AV新法(他人を出演させる者としての契約義務。この記事で書いた通り)、④刑法ほか(モザイク、年齢確認、同意)。どれか1つをクリアしても他は消えません。この記事では、運用者特有の①と②を深掘りします。

AV出演救済法で公表から1年間、無条件の契約解除可能に

風営法編。届出は「誰の営業か」で名義が決まる

クリエイター向けの記事で、アダルトの有償配信には映像送信型性風俗特殊営業の届出が必要だと書きました。運用者が絡むと、ここに名義の問題が乗ります。届出は「営業者」が出すものなので、問いはこうなります。この配信は、誰の計算とリスクで行われている営業なのか。

整理すると2パターンです。パターンA、クリエイター本人の営業を支援している場合。 アカウントも収益の受け皿も本人で、運用者は撮影・編集・戦略の支援を業務委託で請けている。この場合、営業者はクリエイター本人で、届出も本人名義。運用者は営業者ではありません。パターンB、運用者側の営業として回している場合。 企画・制作・アカウント管理・収益管理を運用者(個人または法人)が握り、クリエイターには出演報酬を払う構造。この場合の営業者は運用者側で、届出も運用者名義で出すのが筋になります。

危ないのは、AとBの実態と名義がズレている状態です。実態はBなのに、届出だけ女の子の名義で出させている。これは実質的な名義貸し状態で、行政との関係でも、女の子との関係でも、揉めた瞬間に運用者側が一番弱い立場に立たされます。「うちは女の子に届出させてるから関係ない」と言う運用者に会ったら、その理解の浅さ自体を警戒してください。名義は節税テクニックのような調整弁ではなく、営業の実態の写しです。実態を先に整理して、名義をそこに合わせる。順番はこれしかありません。

職業安定法編。スカウト報酬という、一番深いグレー

ここからが本丸です。この業界には、「女の子を紹介してくれたら紹介料を払う」というスカウト報酬(スカウトバック)の文化が広く存在します。X上のスカウトDM、知人経由の紹介、スカウトグループとの提携。カジュアルに回っているこのお金が、職業安定法の射程に入り得ることを、どれだけの運用者が理解しているか。

職業安定法は、職業紹介、つまり「求人者と求職者の間の雇用関係の成立をあっせんする」行為を規制していて、報酬を得て行うには国の許可が必要です。無許可の有料職業紹介は、それ自体が犯罪。そしてこの法律には、さらに重い条文があります。公衆道徳上有害な業務に就かせる目的での職業紹介には、1年以上10年以下という、桁の違う法定刑が用意されている(職業安定法63条)。性風俗関連の業務への紹介はここに該当し得るとされていて、実際、風俗店へのスカウト行為をめぐるスカウトグループの摘発は、近年立て続けに起きています。

「myfansのクリエイターは労働者じゃなくて個人事業主だから、職業紹介じゃない」という反論が界隈にはあります。理屈としては論点になり得ますが、2つの理由で安全弁にはなりません。第一に、雇用か業務委託かは契約書の題名ではなく実態で判断されます。運用者が指揮命令して、時間や内容を管理して、報酬を管理している関係は、書面が業務委託でも雇用に近づく。第二に、摘発する側の運用が厳格化している局面で、「グレーだからセーフ」に賭けるのは、賭け金が人生として大きすぎる。スカウトバックを軸にした集め方は、儲かる仕組みである前に、法的リスクの塊だと認識してください。紹介料をもらう側も、払う側も、です。

スカウトバックを軸にした集め方は、法的リスクの塊だ

では、どう集めて、どう組めばいいのか。安全側の設計

リスクの話だけで終わらせないのが、この記事の目的です。運用者側の安全設計を4点。

1. 集客は「紹介料」ではなく「発信」で。 スカウトバック構造に依存せず、実績と情報発信で応募が来る形を作る。遠回りに見えて、実績ゼロからクリエイターに選ばれる運営の作り方はこの記事で書いた通り、再現性のあるルートです。人からの紹介が発生する場合も、金銭の紹介料を介在させない・させるなら必ず事前に専門家に構造を確認する、を鉄則に。

2. 契約の実態を「事業者間」として本当に整える。 業務委託と書くだけでなく、実態を合わせる。クリエイター側に裁量(投稿の最終決定権、辞める自由)を残し、拘束・罰金・辞めさせない条項を入れない。皮肉なことに、女の子を縛る契約ほど、法的にはあなたを危険にします。取り分・費用負担・契約期間・解除条件は全部書面で。信頼できる事務所の契約がどういうものかは、クリエイター向けに書いた見分け方の記事を裏側から読んでください。あそこで「危険な事務所」として書いた特徴を、自分がやらないことです。

3. 届出・AV新法・年齢確認を運用のデフォルトに。 名義の整理(前章)、出演契約の書面化、年齢確認の記録保管。1件の例外も作らない。例外は必ず一番悪いタイミングで発火します。

4. 規模が出たら、法人化と顧問弁護士を。 月の流通額が数百万規模になったら、個人の看板で回すフェーズは終わりです。契約書のレビューと、際どい判断を事前に聞ける専門家との関係は、この事業では機材より先に買うべきインフラです。

消えていった運用者の共通点も書いておきます。名義が曖昧、契約が口約束、集客がスカウトバック頼み、取り分が暴利。どれも短期的には効率がいい。そして全部、揉めた瞬間に自分に牙を剥く設計です。この業界の運用者の寿命は、攻めの上手さではなく、守りの整い方で決まっています。

よくある質問

Q. 女の子本人に届出させておけば、運用者は法律上ノータッチでいられますか? いられません。届出名義は「営業の実態が誰か」の写しであって、免責の道具ではありません。実態が運用者側の営業なら、本人名義の届出はズレた届出です。さらに、届出とは別レイヤーでAV新法(出演契約)や刑法(モザイク・年齢)の責任は、制作・公表に関与する立場に応じて付いてきます。

Q. 知人の女の子を紹介して、お礼に数万円もらうのも違法なんですか? 単発・少額なら常に犯罪、と断定できる話ではありませんが、「報酬を得て、業として、人を業務に就かせるあっせんをする」構造に近づくほど、職業安定法の射程に入ります。そして相手がアダルト業務である時点で、通常の紹介より遥かに重い評価をされ得る領域です。「みんなやってる」は、モザイクの記事で書いたのと同じで、安全の根拠になりません。金銭を絡めるなら、事前に専門家へ。

Q. 取り分50%は違法ですか? 取り分の割合そのものを直接規制する法律はなく、50%が即違法ではありません。問題は割合ではなく、①その取り分に見合う業務を実際にしているか、②相手が条件を理解して合意しているか、③辞める自由が確保されているか、です。この3つを欠いた高率の取り分は、公序良俗や契約の有効性の争いに発展し得るし、何より人が離れて事業が続きません。

Q. 年齢を偽られていて、未成年をスカウト・出演させてしまったら? 「知らなかった」で済む領域ではありません。児童ポルノ禁止法をはじめ、未成年が絡んだ瞬間にすべてが刑事の世界になります。運用者の年齢確認は、身分証の原本確認と記録の保管を、1人の例外もなく。確認プロセスを踏んだ事実の記録が、あなたを守る唯一の材料です。

Q. 法人化すれば安全になりますか? 法人化は責任の整理・契約の明確化・税務の面で有効ですが、違法な構造を合法にする魔法ではありません。スカウトバック依存や名義のズレは、法人でやっても同じく違法・グレーです。順番は、構造を適法に整える→規模に応じて法人化、です。

まとめ

運用者側の法律は4枚のレイヤー(風営法・職業安定法・AV新法・刑法)で、この記事の要点は2つです。風営法の届出名義は「誰の計算とリスクの営業か」という実態で決まり、実態と名義のズレが一番危ない。 そしてスカウト報酬は職業安定法のグレーゾーンの最深部で、有害業務への紹介には桁違いの法定刑があり、摘発の流れは厳格化している。 安全側の設計は、紹介料ではなく発信で集め、事業者間の実態を本当に整え、届出・契約・年齢確認に例外を作らず、規模が出たら専門家をインフラとして買う。運用者の寿命は守りで決まります。攻めのノウハウの前に、この地図を机に貼ってください。

自分の座組(支援型か、運用者営業型か)の整理、契約や集め方の構造を安全側に組み直したい方は、お問い合わせから現状を送ってください。論点の整理と、この分野に対応できる専門家への繋ぎ方まで含めて答えます。

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監修・編集

しろいぬ君

myfansクリエイターの運用、SNS集客、収益化設計を分析するDAKKI編集部の監修担当。

Xではmyfans関連の運用ノウハウや市場分析を発信しています。

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