この記事の要約
myfansの価格設定は、安ければ売れるというものではありません。月額プラン、PPV、個別販売は、ジャンル、投稿在庫、ファン層、運用フェーズに合わせて設計する必要があります。
この記事では、月額プランやPPVの価格目安、安売りのリスク、値上げの考え方を整理します。価格は収益だけでなく、客層、継続負荷、ブランドの見え方にも影響します。
価格の話をすると、多くの子が「決め方が分からないから、とりあえず安く」と言います。この「とりあえず安く」が、どれだけの子を殺してきたか。約70名をプロデュースしてきて、消えていった子を安売り組と適正価格組に分けると、圧倒的に安売り組が多い。逆に、月100万を超えた子で安売りから始めた子は、記憶にある限りいません。価格は数字の話ではなく、あなたのアカウントの寿命の話です。
この記事では、myfansの月額プラン・PPV(単品販売)・個別販売の値付けを、ジャンルと成長段階ごとの「正解表」として出します。その上で、なぜ安売りが死に繋がるのか、値上げのやり方、価格の心理設計まで全部書きます。
先に、価格の3つの機能を理解する
値付けの前に、価格が何をしているかを知ってください。価格には3つの機能があります。
1つ目は当然、収益のレバー。同じ100人のファンで、月額500円なら5万円、1,480円なら14.8万円。集客を3倍にするより、価格を3倍にする方が遥かに簡単です。2つ目が客層のフィルター。価格は客を選別します。500円には値段しか見ていない客が集まり、DMの治安が悪くなる。1,480円を払う客は「あなた」に払っているので、太客に育つ確率が高い。実際、月額500円で会員200人だった子より、1,480円で70人の子の方が売上が上で、トラブルは半分以下でした。3つ目が自信の表明。ファンは価格からあなたの自己評価を読み取ります。安い価格は「私にはこの程度の価値しかない」というメッセージとして伝わり、それはブランドの天井になります。
値付け正解表。段階×商品タイプで全部出す
70名の実測とジャンル相場から固めた、2026年時点の正解レンジです。ジャンル別の詳しい相場観はジャンル別マップと併せてください。
月額プラン
開設時(実績ゼロ): 1本のみ、980〜1,480円。複数プランは作らない
軌道に乗った後の基本プラン: 1,480〜2,990円。実績と在庫が価格を正当化する
上位プラン: 3,000〜5,000円。ファン50人を超えてから増設。「もっと近くに行ける席」として設計
フェチ・M男向け特化: 基本プランから2,000〜5,000円が通るジャンル。安くする理由がない
PPV(単品販売)
通常のPPV: 3,000〜5,000円。プランが「日常」、PPVが「事件」という役割分担
解禁もの・大型企画: 5,000〜10,000円
コラボ・複数人企画: 10,000〜20,000円。年間ランキング上位はこの帯で数千件売っています
頻度は月1〜2本。乱発するとPPVの「事件性」が死にます
個別販売(DM経由)
プランの3〜10倍、実務では10,000〜15,000円前後。「一般公開しなかったもの」を太客にだけ。月1回まで
やってはいけない価格
月額500円以下の安売りスタート
50円プラン(後述のFAQで唯一の例外的な使い道に触れます)
実績ゼロでの2,990円超スタート。高すぎも失敗で、価格は在庫と実績が担保するものです
なぜ安売りした子から消えていくのか
理由は3つ、全部構造的です。
第一に、値上げがほぼ不可能になる。「最初は安く、人気が出たら上げる」は、この商売で一番信じられていて一番機能しない理屈です。値上げの瞬間に既存ファンの解約が走り、「安かった頃」を知る客はあなたの新価格を永遠に「高くなった」と認識します。第二に、作業量と収入が釣り合わなくなる。500円×30人は月1.5万円。週2〜3本の撮影・編集・投稿・DM対応という労働に対して、時給換算した瞬間に心が折れる金額です。安売りの子が消える直接の死因は、たいていこの「割に合わない」の蓄積です。第三に、客層が运用を削る。安い価格が集めた客は、要求が多く、値切り、簡単に解約します。単価が低いのに対応コストが高い。この逆ザヤが、静かにメンタルを削っていきます。
実例を1つ。月額500円で消耗していた子の価格を980円に上げただけで、売上が1.7倍になったことがあります。会員数は減りました。でも残った客の質が上がり、DMの時間が半分になり、本人の投稿の質が上がって、数ヶ月後にはさらに伸びた。安売りをやめることは、値上げではなく客の入れ替えです。
値上げの実務。既存を守り、新規から上げる
すでに安売りしてしまった人のために、値上げの手順を書きます。原則は1つ、新価格は新規加入者から。既存ファンには「◯月◯日から新規の方は1,480円になります。今入ってくださっている方は据え置きです」と告知する。既存の価格を守ることで解約ラッシュを防ぎ、同時にこの告知自体が「今のうちに入ろう」という駆け込みを生みます。値上げ告知は、実は販促イベントです。
このやり方なら失うものがほぼありません。躊躇している人は、価格を上げない1ヶ月ごとに、上の計算の差額を捨てていることになります。
価格の心理設計。上位プランは「売るため」だけに作るのではない
最後に、値付けの細部を3つ。端数価格。1,000円より980円、1,500円より1,480円。ベタですが効きます。アンカリング。上位プラン(5,000円)が存在すると、基本プラン(1,480円)が「安い方」に見えます。上位プランは加入者が少なくても、基本プランの背中を押す値札として仕事をしている。限定性と値上げ予告。ランキング上位の常連たちが「予告なく値上げします」「3日間限定価格」を多用するのは、迷っている客の判断を「いつ買うか」から「今買うか」に変えるためです。使いすぎると狼少年になるので、本当に値上げ・販売終了する時に使うこと。嘘の限定は、バレた時に信頼ごと持っていかれます。
よくある質問
Q. myfansの最初の月額プランはいくらがよいですか?
A. 目安としては980〜1,480円前後から始めるケースがあります。ただし、ジャンル、投稿数、在庫、実績によって適正価格は変わります。安すぎる価格は継続負荷や客層の悪化につながる場合があります。
Q. PPVは何円くらいで売るべきですか?
A. 通常のPPVは3,000〜5,000円前後が目安になることがあります。特別な企画や大型コンテンツでは高単価も考えられますが、乱発すると特別感が薄れるため、内容と頻度のバランスが重要です。
Q. 安売りから始めるのはなぜ危険ですか?
A. 安売りで始めると、後から値上げしにくくなり、作業量と収益が合わなくなる可能性があります。また、価格だけで入ってくるファンが増えると、継続率や対応負荷に影響する場合があります。
Q. 値上げはいつ行うべきですか?
A. 投稿在庫、更新頻度、ファン数、反応が一定以上整ってから検討するのが安全です。既存ファンへの説明や、新規加入者から新価格にするなど、解約を増やしにくい設計が必要です。
Q. 上位プランは最初から作るべきですか?
A. 最初から複数プランを作りすぎると、投稿の出し分けや更新管理が複雑になります。まずは基本プランを安定させ、熱量の高いファンや投稿在庫が増えてから上位プランを検討する方が運用しやすいです。
まとめ
価格は収益のレバーであると同時に、客層のフィルターであり、あなたの自信の表明です。正解表の要点だけ再掲すると、開設時はプラン1本980〜1,480円、上位プランはファン50人超で3,000〜5,000円、PPVは月1〜2本の事件として3,000円から、個別販売はプランの3〜10倍。安売りは値上げ不能・労働の逆ザヤ・客層悪化の三重苦で、消えていった子の共通点でした。すでに安売り中なら、新規からの値上げで客を入れ替える。手取りがいくらになるかの計算は手数料の記事で確認してください。
自分のジャンルと実績で、いくらが正解か個別に見てほしい方、値上げの告知文から相談したい方は、お問い合わせから現状のプラン構成と月商を送ってください。70名分の価格変更の実例をもとに、あなたの数字で答えます。





