3本目でmyfans、4本目でCandFansの単独解説を書いてきました。
今回はその続編として、よく聞かれる「myfansとCandFans、結局どっちがいいの?」という質問に対する答えを、約70名見てきた現役プロデューサーの視点でまとめます。
結論から言うと、どちらかが「絶対に良い」という答えはありません。クリエイターのタイプ、活動スタイル、目指す規模によって、最適解は変わります。
今回はそれを判断するための具体的な比較項目と、実際にどう選ぶべきかを書いていきます。
比較ポイント1:手数料
最も大きな違いは、手数料の設計です。
myfansの手数料
myfansはランク制を採用しています。
プレミアムクリエイター:17.6%(税込)
準プレミアムクリエイター:20%(税込)
一般クリエイター:22%(税込)
新規登録時は「一般クリエイター」からスタートし、実績を積むことでランクアップしていく仕組みです。
CandFansの手数料
CandFansはランクに関わらず一律で、利用規約上は売上金額の20%(税別)と定められています。税込換算では22%になります。
ランクアップによる優遇はありませんが、最初から手数料率が確定している分、収益計算がシンプルです。

月収別の手取りシミュレーション
実際にどれくらい手取りが違うのか、具体的な数字で見てみます。
月収50万円の場合
myfansプレミアム(17.6%):手取り約412,000円
myfans一般(22%):手取り約390,000円
CandFans(22%):手取り約390,000円
月収100万円の場合
myfansプレミアム(17.6%):手取り約824,000円
myfans一般(22%):手取り約780,000円
CandFans(22%):手取り約780,000円
myfansの最高ランクであるプレミアムクリエイターになれれば、CandFansよりも明確に有利です。月収100万円なら年間で約53万円の差。これは無視できない金額です。
ただし、プレミアムクリエイターになれるのは一握りです。一般クリエイターのままだと、CandFansと条件は同じ。つまり「myfansで上位ランクに到達できる見込みがあるか」が、選択の1つの基準になります。
比較ポイント2:振込サイクル
これは毎月の生活設計に直結する重要ポイントです。
myfansの振込サイクル
myfansは、クリエイターのランクによって振込タイミングが変わります。
プレミアムクリエイターと準プレミアムクリエイターは、月2回(1〜15日申請分、16〜末日申請分)に分かれて振込が行われます。プレミアムクリエイターが最も早く、申請のタイミングによっては当月末日に振込まれます。
一方、一般クリエイターは申請月の翌々月25日払いです。たとえば5月中に申請したものは、7月25日に振り込まれます。
CandFansの振込サイクル
CandFansは、月末締め・翌月15日払いです。
たとえば5月分の売上は、6月15日に振り込まれます。
比較するとどうなるか
一般クリエイターのままでmyfansを使う場合、振込タイミングはCandFansよりも明らかに遅くなります。一方、プレミアムクリエイターまで到達すれば、myfansの方が早く振り込まれることもあります。
ここでも「myfansで上位ランクに到達できるか」が分かれ目になります。
myfansのエクスプレス出金機能
myfansには「エクスプレス出金」という即時振込機能があります。
通常の振込サイクルを待たずに、最短翌営業日で受け取れる代わりに、申請金額の10%が手数料として差し引かれます。さらに通常の振込手数料330円も別途発生します。
たとえば10,000円申請した場合、出金手数料1,000円、振込手数料330円が引かれて、実際の振込額は8,670円になります。
急に現金が必要になった時のセーフティネットとして使える機能ですが、手数料は決して安くないので、計画的な資金繰りができている方はあまり使わない方がいいです。
CandFansには同様の即時出金機能はないので、月1回の振込サイクルに合わせた資金計画が必要になります。
比較ポイント3:機能の違い
両者に共通する機能(月額プラン、単品販売、DM販売、チップ)を除いた、独自機能を比較します。
myfansの強み
ランク制度による手数料優遇と、エクスプレス出金による即時振込が、myfans特有の機能です。
また月額プランの設定範囲が50円〜50,000円と広く、ハイエンド路線を狙うクリエイターには魅力です。「月額30,000円のVIPプラン」のような戦略が取れます。
CandFansの強み
CandFansには「バックナンバー販売」機能があります。過去の月額プラン投稿を、後から加入したファンに販売できる仕組みです。
長期間活動するクリエイターほど、バックナンバーの蓄積が「資産」になっていく仕組みで、活動歴の長いクリエイターには特に有利な機能です。
また「GEOブロック機能」があり、特定の地域からのアクセスを拒否できます。出身地や勤務地のあるエリアからのアクセスを遮断できるので、身バレリスクを地理的に管理したいクリエイターには重宝します。
紹介プログラムによる初月手数料優遇(紹介経由の登録で初月の手数料率が下がる)や、クーポン発行機能も、CandFans独自の機能です。

比較ポイント4:ユーザー層・客質
これは公式情報ではなく、約70名見てきた中での体感値です。
myfansは、アダルト系ユーザーの絶対数が多い印象があります。グラビア系、AV女優出身、コスプレイヤーといったジャンルでは、myfansの方が新規ファン獲得しやすい傾向にあります。
一方CandFansは、中堅クラスのファン層が厚い印象です。月額500〜2,000円の中価格帯プランで、コアファンが安定して支援してくれるパターンが多いです。
爆発的に伸びる可能性はmyfansの方が高い、安定した中堅クラスを目指すならCandFansの方が向いている、というのが個人的な感覚です。
結局、どちらを選ぶべきか
ここまでの比較を踏まえて、タイプ別の推奨を整理します。
myfansが向いているクリエイター
アダルト系・グラビア系で爆発的に伸ばしたい人
高単価のVIPプラン(5,000円以上)を運用したい人
上位ランクを目指して長期的に手数料を下げたい人
万が一の即時出金オプションが欲しい人
CandFansが向いているクリエイター
長期間活動してバックナンバーを資産化したい人
身バレリスクを地理的に管理したい人
ランクに左右されないシンプルな手数料設計を好む人
月1回の安定した振込サイクルで運用したい人
両方を併用するべきクリエイター
実は、約70名見てきた中で月収50万円以上のクリエイターの大半は、両方を併用しています。
理由はシンプルで、リスク分散と収益最大化のためです。
myfans単体で月100万円稼ぐより、myfansで月70万、CandFansで月40万の合計110万円を狙う方が、現実的に達成しやすいケースが多いんです。
ファン層が完全に重なるわけではないので、両方に登録することで新規ファン獲得の機会が単純に2倍になります。コンテンツの使い回しはほぼ可能なので、運用コストは1.3〜1.5倍程度に収まります。

私のおすすめ運用パターン
最後に、約70名見てきた中での「失敗が少ないパターン」を1つ紹介します。
迷ったら、まずは両方とも登録だけ済ませておくことをおすすめします。
理由はシンプルで、登録自体は無料なので、両方登録しておいてから様子を見て使い分けても遅くないからです。最初の数ヶ月は片方をメインに運用しつつ、もう片方を試験的に動かしてみる、という運用が最もリスクが低いです。
ただし、ここで重要な注意点が1つあります。
両方のプラットフォームでアダルトコンテンツを配信する場合、「映像送信型性風俗特殊営業」の届出はそれぞれのアカウントごとに必要です。1つの届出で両方をカバーすることはできません。これは3本目のmyfans解説でも触れた話ですが、複数プラットフォームを併用する場合は届出も複数必要になる、という点は必ず覚えておいてください。
最後に
myfansとCandFans、どちらを選ぶかという議論は、業界外から見ると重要に思えるかもしれません。
ただ、約70名見てきた立場から正直に言うと、プラットフォーム選びよりも、SNS集客アカウントの育成と継続的なコンテンツ投下の方が、収益への影響が圧倒的に大きいです。
どちらのプラットフォームを選んでも、SNS集客がゼロなら稼げません。逆にSNS集客がしっかりできているクリエイターは、どちらを選んでも結果を出します。
この記事を読んで「どっちがいいか」を考えるよりも、まずはX(旧Twitter)の運用設計から固めることを強くおすすめします。




